アゲート 指輪
無機物でありながら、どこか有機物を思わせる、
美しい縞の積み重ねが魅力の、アゲート。
日本名は「瑪瑙(めのう)」と言います。
「瑪瑙」とは、「馬の脳みそ」という意味です。 ちょっぴりグロテスクな名前ですが、
その姿を見れば、「なるほど」と納得されることでしょう。
仏教では、アゲートの玉は「仏舎利(お釈迦様の骨)」だとされています。
アゲートはクリスタルやアメジストと同じく、石英(クォーツ)の仲間です。
微細な石英のかけらが寄り集まったものが「玉髄(カルセドニー)」、
さらにその中でも美しい縞模様を作っているものを、「アゲート」と呼びます。
アゲートの最大の魅力は、なんといっても、
「二つとして同じものがない」、個性的な縞模様にあるでしょう。
ユニークでかわいらしく、それでいて、どこか妖しい。
アゲートは、持ち主の個性をぞんぶんに引き出してくれる宝石です。
積み重なった模様が地層のように見えることから、
アゲートは「地球の宝石」とも呼ばれています。
ペルシアの魔法使いは、アゲートを使って風を読み、
人々を嵐から守ったといいます。
幻想的な縞模様を眺めていると、確かに不思議な力がありそうですね。
さまざまな色や形があるのも、アゲートの魅力のひとつです。
加工しやすい適度な硬度と、染料が染み込みやすい石質から、
さまざまな工芸品に利用されてきました。
ヨーロッパの博物館には、必ずと言って良いほど、
色とりどりの美しいアゲートの器が並んでいます。
ジュエリーとしてもっともよく作られているのは、カメオです。
ブレスレットやペンダント・トップ、 ビーズの材料としても、大変人気があります。
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